日本人が「投資」を始められない理由【投資】

こんにちはCOBARUです。今回は日本人が投資を始められない理由について解説していきます。
私は現在30代前半で金融資産1200万円を超え、投資歴も10年以上あります。
友人や会社の同僚・先輩の証券口座開設をサポートした経験などを元に
なぜ世界的に見てもお金を持っているはずの日本人がほとんど投資をしていない(出来ない)のか。

貯蓄から投資へと言われ始めたのは2000年代のこと
しかし、1990年代に不動産バブルが弾けて不動産投資のブームが終焉したこともあり
投資=怪しいという認識を拭えず
それが2019年のいわゆる老後2000万円問題をきっかけに
将来の不安から「投資をしなくては…」と考える人が増え投資自体は認知されてきたように思います。

しかし、国の優遇制度であるNISAやiDeCoをやっている人は少なく
日本の労働者約6000万人のうちNISA約600万口座・iDeCo約300万口座
10%程度しか利用されていません。

また、資産のどのくらいを株式などのリスク資産にまわしているかというと
金融先進国と言われているアメリカは約50%、イギリスは35%
それに対して日本は18%

なぜ日本は投資をしている人が少ないのか?
結論:投資に関しての知識がないからだと考えます。

老後2000万円問題を皮切りに投資をしなくてはと思っていても実際に行動している人は少ないのが現状です。
投資に対しての知識が乏しく
有名人が株で数千万円の借金して自己破産…のようなニュースを真に受けたり
不動産投資ブーム時代に多額の損失を出してしまった人などの意見から話を聞いて
「投資は胡散臭い、危険だ」と認識のまま、投資の勉強をしようとする人が少ない。

そもそもなぜ株で借金を背負ってしまうのか?

それは信用取引というハイリスク・ハイリターンの投資手法を使っているためである。
この信用取引というのは簡単にいうと自分の手持ちのお金以上の商品を買ったり・売ったりできる
上級者向けの取引方法であり、
自分の予想した方へ株価が動けば、少ない元手で大きな利益を得られる一方
自分の予想していない方へ株価が動けば大きな損失となる。

通常の取引の場合
元手が10万円あり1株10万円の会社の株を買ってその後
株価が15万円になったら利益は5万円
株価が7万円になったら損失は3万円

信用取引の場合
元手の3倍(正確には3.3倍)の金額を取引できる。
元手が10万円の場合1株10万円の株を3株分30万円分の買うことができる。
さっきと同じように
株価が15万円になった場合利益は15万円と3倍となり
株価が7万円になったら損失は9万円とこちらも3倍となる。
さらに株価が6万円になった場合損失は12万円となるが
元々のお金は10万円しかないため証券会社からこのまま取引を続けるので
あれば新たに2万円追加で入れてくださいと連絡がくる。
これが「追証」といわれ、この金額が大きくなると
たまにニュースになる有名人が株で破産したという事態になる。

つまり信用取引さえしなければ借金を背負うことはない
このように正しい知識を持っていないとメディアに踊らされて正しい判断ができないのです。

もし投資信託(ETF)という商品を知っていれば、
少額で数十〜数千という会社に簡単に分散投資をすることができ
さらに買う時期をずらすことでリスクが分散できるということも知っているはずです。

正しい知識を持った上で投資をしないという選択をするのであれば全く問題ない。
知識がなく正しい選択を取れないというのが問題なのである。

まとめ

なぜ日本人が投資を始められないかというと投資に対しての正しい知識を持っておらず
視聴率を取りたいメディアや投資に対して勉強していない家庭内で得た情報から
投資に対してマイナスイメージを持ってしまっていること。
お金のことをしっかりと勉強しているという人が少ないというのが原因だと私は考えている。
以上最後までご覧いただきありがとうございました。
少しでも皆様のお役に経てば幸いです。

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