東京証券取引所によると、投資信託の平均保有年数はたった「3年間」とのことです。
投資をするなら長期が良いと書籍やYou Tubeなどで多くの方が発信されておりますが実際にできていないのが現状です。
こちらはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の2020年頃からのチャートですがきれいに右肩上がりで順調に伸びていることがわかります。長期投資の有効性が確認できますね!
なぜ期なぜ長期投資が良いとみんながわかっているのに三年という短い期間で売られてしまうのでしょうか?
理由の一つに日々の値動きやニュースに翻弄されていることが挙げられます。
最近では円高やバブルで今後株価が下がるというようなネガティブなニュースを見かけます。
振り返ってみても毎年様々なネガティブなニュースが出てきています。
2023年:中国の不動産バブルが弾けデフレへ、イスラエルとガザ地区問題。
2022年:ロシアがウクライナ侵攻、コロナ感染者数が世界で6億人を超える。
2021年:オミクロン株の急拡大コロナ感染者2億人を超える。中国の大手不動産会社である恒大集団が債務不履行。
2020年:コロナ発生、日本で初の緊急事態宣言。
次に2022年だけを拡大してみてみましょう。
さっきに比べてかなり乱高下しているように見えます。
🔵はアメリカでインフレを抑制するために利上げが行われ、ロシアのウクライナ侵攻で先行き不透明感から株価は大きく下落。
🔴はジャクソンホール会議(毎年夏に行われる経済政策シンポジウム)での期待感で上昇とパウエル議長の急激な利上げを維持する方針を発表して下落。
実際に投資を始めると日々の値動きやニュースが気になり、大きく上がった時や大きく下がった時に売却するため
投資信託の平均保有年数はたった「3年間」という結果につながっているのだと思います。
大切なのはどうして長期投資を行うのか「前提」の理由です。
・複利効果
・人類は発展し続けている。
・世界の人口は増え続けている。
・世界ではインフレが続いている。
このあたりでしょうか。
老後資金貯まったなどの目標達成の理由以外で長期投資を辞めるのはこれらの「前提」が崩れた時だと思います。
もちろん、数ヶ月〜1年くらいに一度、資産クラスのリバランスのために一部売却をするのはありというかしたほうが良いと思いますが、もし、積立をしているものを売りたいと思ったときは長期投資を始めた前提はどうなっているのか確認しましょう。
株価が高い時・低い時ほど株を持ち続ける握力が大切です。そして握力を上げるには知識をつけるしかありません。一緒に勉強しましょう。
まとめ
- 投資信託の平均保有年数はたった「3年間」
- 売却してしまう理由は値動きやニュースに翻弄されているから
- 売却するか迷ったら長期投資を始めた「前提」を思い出す。
最後までご覧いただきありがとうございました。少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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