【初心者向け】国内高配当株の始め方|投資信託の次に始めたい高配当株投資を徹底解説

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「新NISAで投資信託を積み立てているけれど、そろそろ個別株にも挑戦してみたい。」

そんな方に人気なのが、定期的に配当金を受け取れる「高配当株投資」です。

投資信託は資産を増やすことが目的ですが、高配当株は「資産を育てながら配当金というキャッシュフローも得られる」のが大きな魅力です。

しかし、高配当株は「利回りが高いから」という理由だけで購入すると失敗するケースも少なくありません。

この記事では、投資信託をすでに始めている方に向けて、高配当株を選ぶポイントやおすすめの業種について詳しく解説します。


高配当株は投資信託と何が違う?

投資信託は数百〜数千社に分散投資されるため、企業分析をしなくても資産形成ができます。

一方、高配当株は個別企業へ投資するため、企業ごとの特徴や業績を理解することが重要になります。

その代わり、企業から直接配当金を受け取れるというメリットがあります。

私自身も資産形成の中心は投資信託ですが、高配当株を組み合わせることで配当金という新たな収入源を作っています。

そのため、

  • 投資信託:資産を増やす「コア」
  • 高配当株:配当金を受け取る「サテライト」

という考え方がおすすめです。


高配当株を選ぶ前に知っておきたい3つのポイント

利回りだけで選ばない

高配当株投資で最も多い失敗が、「利回りだけを見て購入すること」です。

例えば、配当金が年間50円の企業があるとします。

株価が1,000円なら配当利回りは5%です。

しかし、業績悪化によって株価が500円まで下落すると、配当金が変わらなくても利回りは10%になります。

一見すると「利回りが高くてお得」に見えますが、実際には業績悪化を市場が織り込んでいる可能性があります。

その後に減配が発表されれば、

  • 配当金が減る
  • 株価もさらに下がる

という二重のダメージを受けることになります。

つまり、高利回りだから良い銘柄なのではなく、

「なぜ利回りが高いのか」

を考えることが非常に重要です。

極端に高い利回りの銘柄ほど、一度立ち止まって業績や財務状況を確認する癖をつけましょう。


配当性向を確認する

配当性向とは、企業が利益の何%を配当金として株主へ還元しているかを示す指標です。

例えば、利益100円に対して50円を配当する場合、配当性向は50%になります。

一般的には30〜60%程度であれば無理のない水準と考えられています。

反対に、配当性向が100%近い企業は利益のほとんどを配当に回しているため、業績が悪化すると減配する可能性が高くなります。
ただし、すべての銘柄が配当性向30〜60%程度に収まるとは限りません。
高配当株で有名な2914日本たばこ産業 (JT)は配当性向80%を超えておりますが人気の銘柄です。

JTは配当性向80%前後を目安とする株主還元方針を掲げており、「配当性向が高いから危険」という単純な見方は適切ではありません。

その理由は、JTの事業構造にあります。

① たばこ事業は利益率が非常に高い

たばこは原材料費の割合が比較的小さく、ブランド力も強いため、高い利益率を維持しやすいビジネスです。

② 世界各国で事業を展開している

海外売上比率が高く、日本市場だけに依存していません。

国内の喫煙人口が減少しても、海外事業が利益を支える構造になっています。

③ 配当を重視する経営方針

JTは配当性向80%を目安に株主還元を行う方針を公表しています。

そのため、利益が安定している限り、高水準の配当を維持しやすい企業と考えられます。

もちろん、「JTだから絶対に減配しない」という意味ではありません。
実際に2021年には減配を発表して高配当株投資界隈()に大きな波紋を呼びました。

他にも

  • たばこ規制の強化
  • 為替の影響
  • 世界的な喫煙人口の減少
  • 業績悪化

などが続けば、将来的に減配する可能性はあります。

高配当株を選ぶ際は、配当利回りだけでなく配当性向も必ず確認しましょう。


増配を続けている企業を選ぶ

高配当株投資では、「今の利回り」だけでなく「将来配当金が増えるか」も重要です。

例えば、

  • 毎年配当金を増やしている企業
  • 配当方針が明確な企業
  • 安定した利益成長を続けている企業

は長期保有との相性が良い傾向があります。

長く保有するほど受け取れる配当金も増えやすくなるため、初心者ほど増配実績を重視することをおすすめします。

有名な連続増配株は下記などが挙げられます。

4452花王 増配年数36年
8593三菱HCキャピタル 増配年数27年
4967小林製薬 増配年数26年
9433KDDI 増配年数24年

ただし、人気の銘柄で株価も上昇傾向のため配当利回りは低い銘柄が多いです。
長期で持つことを前提にあまり値段を気にせず長期保有する前提で購入するか
暴落で株価が下がったときにに購入するか毎月少額ずつ積立購入するなど工夫が必要です。


高配当株はどの業種から選ぶべき?

初心者が最初から数千ある銘柄を比較するのは現実的ではありません。

そこでおすすめなのが、まず業種ごとの特徴を理解することです。

同じ高配当株でも、業種によって利益の安定性や配当方針は大きく異なります。


通信|迷ったら最初に検討したい王道業種

通信業界は生活インフラに近い存在であり、景気の影響を受けにくい業種です。

毎月の通信料金は景気が悪くなっても大きく減ることはありません。

そのため利益も比較的安定しており、高配当株初心者には最も始めやすい業種の一つです。

向いている人

  • 安定した配当を重視したい
  • 長期保有したい
  • 大きな値動きを避けたい

代表企業


リース|増配企業が多い注目業種

リース会社は法人向けの設備投資を支える企業です。

契約期間が長く、安定した収益を得やすいビジネスモデルのため、長年増配を続けている企業も少なくありません。

知名度は通信業界ほど高くありませんが、高配当株投資家から人気の高い業種です。

向いている人

  • 配当金を毎年増やしていきたい
  • 長期保有を前提に投資したい

代表企業


総合商社|配当と成長を両立したい人向け

総合商社は資源、食品、機械、金融など幅広い事業を展開しています。

利益成長が期待できる一方で、資源価格や景気の影響を受けやすいという特徴があります。

高配当株として人気がありますが、初心者は通信株など安定した業種と組み合わせるのがおすすめです。

向いている人

  • 配当だけでなく株価成長も期待したい
  • 長期目線で投資したい

代表企業


銀行|金利上昇局面で注目される業種

銀行は金利上昇の恩恵を受けやすい業種です。

近年は日本でも金利環境が変化しており、利益改善が期待される銀行も増えています。

一方で、景気悪化時には業績が悪化することもあるため、通信株ほどの安定感はありません。

向いている人

  • 景気や金利にも興味がある
  • 配当利回りを重視したい

代表企業


エネルギー・資源|高利回りだが値動きも大きい

石油や天然ガスなどを扱う企業は、高い配当利回りを期待できることがあります。

ただし、原油価格や資源価格によって利益が大きく変動するため、初心者はポートフォリオの一部として保有する程度がおすすめです。

代表企業


業種ごとの特徴まとめ

業種安定性配当の期待初心者おすすめ度
通信★★★★★★★★★☆★★★★★
リース★★★★☆★★★★★★★★★★
銀行★★★★☆★★★★☆★★★★☆
商社★★★☆☆★★★★★★★★★☆
エネルギー★★☆☆☆★★★★★★★★☆☆

初心者が避けたい高配当株

高配当株投資では、「買わない勇気」も重要です。

特に初心者は次のような銘柄には注意しましょう。

  • 利回りだけが極端に高い銘柄
  • 配当性向が100%近い企業
  • 売上や利益が年々減少している企業
  • 一つの銘柄に資金を集中させる投資

配当金は魅力的ですが、長く受け取り続けるためには企業が利益を出し続けることが前提です。

「高利回りだから買う」のではなく、「今後も配当を出し続けられる企業か」を考えることが大切です。


よくある質問

投資信託は売って高配当株へ乗り換えるべきですか?

おすすめしません。

資産形成の土台は引き続き投資信託で行い、高配当株は配当金という新たな収入源を作る目的で組み合わせるのが理想的です。

何銘柄くらいから始めるのがおすすめですか?

セクターが偏らないように少額ずつ10〜20銘柄程度持つことを意識しましょう。
SBI証券楽天証券であれば少額から取引可能です。

高配当株だけで資産形成できますか?

可能ですが、値上がり益も狙える投資信託と組み合わせた方が、リスクを分散しながら長期的な資産形成を目指しやすくなります。


まとめ

高配当株投資は、投資信託とは異なる魅力を持つ投資方法です。

一方で、利回りだけを見て銘柄を選んでしまうと、減配や株価下落によって思わぬ損失を受けることもあります。

初心者の方は、

  • 利回りだけで判断しない
  • 配当性向を確認する
  • 増配実績を重視する
  • 通信やリースなど安定した業種から始める
  • 業種を分散して長期保有する

この5つを意識するだけでも、高配当株投資で失敗する可能性を大きく減らせます。

投資信託で資産形成の土台を作りながら、高配当株で配当金という新たな収入源を育てていきましょう。

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