高配当株の魅力は、株価が上がった下がった以上に「投資が生活の中に根づく」ことだと思っています。
配当が入るたびに、“資産形成が進んでいる実感”が小さく積み上がる。これが強い。
ただし、高配当投資は「利回りが高い=優良」ではありません。
株価が下がって利回りが高く見えているだけのケースもあるし、配当を無理して出している会社だと、景気が悪い年に減配が起きます。
そこでこの記事では、資産2500万円を貯めた私が実際に保有している日本株の中から、高配当枠として長期で持ちやすいと感じる銘柄をランキングにして紹介します。
高配当株を選ぶときのポイント
高配当株は「利回りの数字」より、長く持つための不安要素を減らすのが大事です。僕が見ているのは主にこの4つです。
- 配当方針が明確 「配当性向◯%目安」「累進配当」「下限配当」など、会社が言葉で約束しているほど読みやすい。
- 会社規模が大きい(東証プライム) 長期では“倒れにくさ”が重要。大企業ほど情報も多く、急変にも対応しやすい傾向があります。
- 割安すぎる/割高すぎる理由が説明できるPER・PBRは「低いから買い」ではなく、「なぜその水準なのか」を考える材料。理由が分からない割安は触らない。
- 事業が分かりやすく、持っていて疲れにくい 高配当投資は継続が命なので、保有中に不安が増えにくい銘柄ほど強いと感じます。
おすすめランキングTOP5
第1位:積水ハウス(1928)
事業の説明
積水ハウスは、戸建・賃貸・非住宅などの「請負型」に加えて、賃貸管理やリフォームなどの「ストック型(継続収益)」も持っています。
ストック型がある住宅会社は、長期保有で安心感になりやすいです。
現在の株価と配当利回り(1/9時点)
株価:3,510円/配当利回り(会社予想):4.10%/1株配当(予想):144円
利益構造・参入障壁・安定性
住宅は景気や金利の影響を受けますが、ストック型が積み上がるほど収益の見通しが立ちやすくなります。
また、住宅は「信用」「施工品質」「アフター」「ブランド」が壁になり、規模の大きい会社ほど優位になりやすい領域です。
第2位:日本たばこ産業(JT・2914)
事業の説明
JTは130以上の国と地域で製品を販売するグローバルたばこメーカーで、たばこ事業に加えて加工食品事業も展開しています。
たばこは規制産業ですが、裏を返すと新規参入が難しい土俵でもあります。
現在の株価と配当利回り(1/9時点)
株価:5,777円/配当利回り(会社予想):4.05%/1株配当(予想):234円
利益構造・参入障壁・安定性
たばこ事業は規制・税制・流通網・ブランドによって参入障壁が高く、需要が急にゼロになりにくい特徴があります。
一方で、規制や為替など外部要因で評価が揺れやすいので、配当性向や配当方針の継続性は定点観測したいポイントです。
第3位:王子ホールディングス(3861)
事業の説明
王子HDは「生活産業資材」「機能材」「資源環境ビジネス」などのセグメントを持ち、家庭紙やおむつなど生活に近い領域も展開しています。
“紙だけの会社”ではなく、素材・資源を軸に事業の幅があります。
現在の株価と配当利回り(1/9時点)
株価:894.5円/配当利回り(会社予想):4.02%/1株配当(予想):36円
利益構造・参入障壁・安定性
大規模設備・資源調達網・植林など、スケールが前提の領域は新規参入が簡単ではありません。
また、王子HDは配当性向を30%→50%へ引き上げる方針を公式に明記しており、株主還元を強める姿勢が見えます。
第4位:ソフトバンク(9434)
事業の説明
ソフトバンクは通信だけでなく、「コンシューマ」「エンタープライズ」「ディストリビューション」「メディア・EC」「ファイナンス」など複数のセグメントを開示しています。
通信一本足より、景気や競争の影響を分散しやすい構造です。
現在の株価と配当利回り(1/9時点)
株価:214.5円/配当利回り(会社予想):4.01%/1株配当(予想):8.60円
利益構造・参入障壁・安定性
通信は設備投資・規制・ネットワークで参入障壁が高く、生活インフラとして需要が急落しにくい特徴があります。
一方で配当性向が高めに出ることもあるため、利益や配当方針の継続性は確認したいところです。
第5位:三菱HCキャピタル(8593)
事業の説明
三菱HCキャピタルはリース・ファイナンスを中核に、環境エネルギー、航空、ロジスティクス、不動産、モビリティなど複数領域のポートフォリオを持つと説明しています。
単一事業に偏らず、分散で安定を作るタイプです。
現在の株価と配当利回り(1/9時点)
株価:1,350.5円/配当利回り(会社予想):3.33%/1株配当(予想):45円
利益構造・参入障壁・安定性
金融は信用と調達力が重要になり、大手ほど優位になりやすい領域です。
株主還元については「配当で継続的・安定的に行い、利益成長を通じて配当総額を増加させていく」方針を明記しています。
また株主通信では増配に関する記載があり、配当を積み上げていく姿勢が読み取れます。
④ 1/9時点の株価と配当利回り一覧
| 順位 | 銘柄 | 株価(1/9) | 配当利回り(会社予想) | 1株配当(予想) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 積水ハウス(1928) | 3,510円 | 4.10% | 144円 |
| 2 | JT(2914) | 5,777円 | 4.05% | 234円 |
| 3 | 王子HD(3861) | 894.5円 | 4.02% | 36円 |
| 4 | ソフトバンク(9434) | 214.5円 | 4.01% | 8.60円 |
| 5 | 三菱HCキャピタル(8593) | 1,350.5円 | 3.33% | 45円 |
株価が大きく下がったときに買うと良い理由
このランキングは、僕の保有株の中から「高配当枠として説明しやすいもの」を整理したものです。
将来の株価上昇や配当の継続を保証するものではありません。
ただ、高配当株の買い方として有利になりやすいのは、株価が大きく下がったときです。
- 同じ配当でも株価が下がると利回りが上がる
- 割高掴みを避けやすく、安全域(余裕)ができる
- 長期で保有する時に心理的にブレにくい
一方で、下落が「買い場」ではなく「事業悪化や減配のサイン」のこともあります。
下落局面で買うなら、最低限これを確認したいです。
- 配当方針が崩れていないか
- 減配・無配が現実味を帯びていないか
- 下落理由が一時的か、構造的か
本記事は情報整理であり、将来の株価上昇や配当の継続を保証するものではありません。配当は減配・無配になる可能性があり、株価も大きく変動します。最終的な投資判断は必ずご自身で行ってください。
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