皆様、最近貯蓄は捗っていますか?
ガソリン、電気代や食料品の相次ぐ値上げ、貯金どころか日々の生活が厳しいという方も多い中
毎月少額でも投資を継続出来ている方は非常に優秀といえるでしょう。
今回は、貯金の壁と言われている、100万円の壁、500万円の壁、目標である1000万円の突破方法について
それぞれの最適な行動について、また、実際にお金を貯めていく中で変化した
自身の考え方についても解説していきたいと思います。
100万円の壁を突破する方法
多くの人にとって、最初の100万円を貯めることは大きな壁と感じられますが、以下の3つの方法を実践することで、効果的に突破することができます。
100万円を貯められるということは日本の全世帯で上位50%に入ることを意味します。
急な病気で仕事ができなくなっても数ヶ月は耐えることが出来ますし、冠婚葬祭や家電が壊れたなどの急な出費にも対応でき、
何より日々のお金のことで頭を悩ませる必要がなくなるので、ストレスが激減します。
暴飲暴食や衝動買いなどはストレスが原因のことが大きいので100万円を突破すると加速度的に貯蓄を出来るようになります。
1. 小さな目標から始める
最初は大きな目標を立てるのではなく、小さな目標から始めましょう。毎月の貯金目標を設定し、それをコツコツと積み立てることで、100万円に近づくことができます。小さな成功体験がモチベーションを高めます。
初めての貯金目標を設定するとき、あまりに大きな目標を設定すると途方もなく感じられ、モチベーションが続かないことがあります。そのため、最初は小さな目標からスタートしましょう。例えば、現在貯金習慣のない人は毎月の貯金額を1000円から始めてみましょう、給料が入ってきたら決めた金額を別の口座に移してしまいましょう。先取り貯金と言われているもので貯金に慣れていない人の強い味方になります。一番最初に最初は大した金額しか増えなくても慣れてくると2000円、3000円と少しずつ増やしていくことができ、目標に近づくことができます。この小さな成功体験がモチベーションを高めることにつながり、もうちょっと工夫するところはないか?無駄使いや衝動買いしそうになったときに目標を達成るするため一旦止まって考えられるようになります。
2. 積極的な貯蓄と投資
収入の一部を貯蓄し、それを投資に回すことが重要です。資産が成長することで、資産がお金を稼ぐ力を持つようになります。リスクを分散させた適切な投資戦略を検討しましょう。貯蓄は大切ですが、それだけではお金は増えません。お金を増やすためには、積極的な投資が必要です。リスクを取りすぎず、リスクを分散させた適切な投資戦略を考えましょう。おすすめは三菱UFJ国際投信の全世界株式(オールカントリー)を毎月一定金額購入することです。
日本では感じにくいですが全世界ベースで見ると人口を増え続けており、モノやサービスも売れ続け売上も拡大しています。
投資によって資産が成長を実感できるのはまだまだ先ですが値動きになれるためにも早めに投資を出来る環境を整えておきましょう。
投資資金を得るために日々の家計を見直し無駄な支出を削減しましょう。携帯電話プランの見直しや自炊回数を増やすなど、日常の支出を見直して無駄を省くことで貯金額を増やすことができます。
3. 副業の検討
現時点で資産がマイナス(借金がある)の方は本業以外にも副業を始めることで、余計な出費を防ぐことができます。
住宅ローンや奨学金ローンなど低金利のローンであればそこまで問題はありませんが、消費者金融で借りていたり、リボ払いをしている人は
短期的に副業をしてでも素早く返す方が賢明です。複利で増える金利というのは簡単に人を破滅させます。
- インターネット上での副業:オンラインでできる副業は多くあります。例えば、フリーランスのライター、デザイナー、プログラマーなど、自分のスキルを活かして仕事を受注することができます。また、ブログやYouTubeチャンネルを開設して広告収入を得る方法もあります。
- スキルの活用:自分が持つスキルや趣味を活用して収入を得る方法も考えましょう。例えば、料理が得意なら料理教室を開く、写真が好きなら写真家として活動するなど、スキルをビジネスに転換できるか検討してみてください。
- パートタイムの仕事:本業と両立できるパートタイムの仕事を探すことも一つの方法です。週末や夜間にアルバイトをすることで、収入を増やすことができます。
500万円の壁を破るための秘訣
500万円を目指す際には、100万円を貯めるときの行動に加えてより戦略的なアプローチが必要です。
1. 高収入の仕事の選択
高収入の仕事を選ぶことは、目標達成への近道です。業界や職種によって収入の幅は大きく異なりますので、自身の能力と市場の需要に合わせて仕事を選びましょう。某ライオンユーチューバーも言ってますが転職活動をするだけならノーリスクです。転職やキャリアアップの機会を積極的に追求しましょう。
人材会社勤務の私からもアドバイスすると実際に転職活動をしてみるとコスパの良いスキルや経験している評価されることがあります。
今の仕事の中で少し行動を変えて、知識をつけ、新たな仕事を覚えたりすると会社内の評価が上がり、年収UPにつながる可能性があります。
私のやったことの事例を上げると、部署で使える集計シートを作って配布したり、資料を作り、少人数相手に簡単な研修を行ったりしました。
転職面接のときに部内で困っていることを発見→解決するアプローチを考え→実行することができる人間だとPRすることができます。
2. 資産運用の重要性
収入を増やすだけでなく、資産運用を積極的に行いましょう。半年〜1年分の生活防衛資金と直近で使う予定のあるお金以外は積極的に運用していきましょう。
投資する商品は株式、債権、不動産、ゴールド、暗号通貨などさまざまありますが、おすすめは100万円突破時と同じくオールカントリーです。
充分に分散されており、期待リターンも高く、もし、大暴落がきても安定した収入があれば将来的に資産を爆増させる逆にチャンスになります。
仮に400万円を5%(税引き後4%)で運用できたなら年間16万円の不労所得を得ることが出来ます。一人世帯であれば1ヶ月くらいは働かなくても生活できる金額です。この16万円を再投資することで年間+6400円となり、だんだん複利の力を実感出来るようになってきます。
3. 金融知識の習得
貯金が500万円あれば、2年半働かずに生活できるというメリットがあります。高額な保険に入る必要がなくなり、入院の自己負担費用もカバーできます。
少し手間ですが、現在加入している保険についても見直してみましょう。変に投資要素のある保険は必要ありません。基本は掛け捨てで充分です。
車もローンを組まずに購入することが可能になり無駄な金利を支払わずに済みます。使っていないサブスクを解約し家計簿をつけましょう。
タイミングが合い、平均以上の家賃のところに住んでいる場合、引っ越しも検討してみましょう。
ここまでくると、自身でお金を使うポイントや基準が出来ているので、必要なものにお金を使い、さらに無駄使いが少なくなります。
また、500万円を超えると家以外の大抵のものがいつでも手に入る状態になり物欲が減少します。
手に入らないから欲しくなるというのは間違いなくあり、その気になればいつでも買えるし、今はまだいっか〜となりがちです。
1000万円の壁を破るための戦略
これまでに経験したことを長期的な視野で考えることが必須です。年間100万円のペースで貯金しても10年かかります。
75%の人は一生到達できないまさに人生の目標となり得る金額です。時間かけずに到達するには相応の覚悟とリスクが必要になるでしょう。
例えば自身のビジネスを起こすことで、収入を大きく伸ばすことが可能です。自分の得意分野や趣味をビジネスに転換し、収益を生み出す方法を模索しましょう。
またはより積極的な投資を検討してみましょう。不動産や株の信用取引などレバレッジを賭けて運用するなどが必要になってきます。
リスクとリターンのバランスを考えつつ、成長が見込まれる投資先に資金を振り向けることで、資産を増やすことができます。(あまりオススメしません…)
1. 人生で本当に大切なこと
貯金が0円だった頃に比べて、知識・経験が伴う自信がつき、考え方が大きく変わってきます。特に健康と時間が大切だと実感するでしょう。
不健康な習慣、例えば悪い食生活、喫煙、過剰な飲酒は、医療費の増加を招きますし、
いくらお金があっても旅行することも美味しいものを食べれないのでは充分にお金の力を発揮することができません。
また私の場合は特に時間に関する意識が変わりました。ほとんどの方が労働(時間)を対価にお金を稼いでいます。
つまり時間→お金に変換することは出来てもお金→時間にすることはできません。平均的な人よりもお金を持つことで
相対的に時間の価値が上がったからと言えるでしょう。
2. 継続的な学習と成長
資産が増えていくにつれて投資・節約・金融についての理解がより重要になってきます。
投資で暴落がきても値動きがマイルドになるように債権やゴールドなど複数のアセットクラスに分けてリスクヘッジしたり
節約に関しても自分の必要なものを理解し、無駄なものは買わないそれでいて自身の幸福度を下げないように方法
税金や控除を最適化して無駄なお金を使わず、相場を知り、詐欺に合わないために金融知識をつけるなど
1000万円を貯めるために継続的な学習が必須です。
また、年収UPさせるためには同じく自身のスキルUPのために勉強が必要です。
3. 複利を実感できる・FIREのスタートライン
もし、1000万円を5%(税引き後4%)で運用した場合、年間40万円となり10年で400万円です。二人以上世帯の10年間の平均貯蓄額は400万円未満なので
一度1000万円を貯めてしまえば以降貯蓄をしなくても平均を下回ることはなくなります。
また1000万円という金額はFIREを目指すスタートラインとも言えます。転職・副業で年収をUPさせつつ、節約で支出を最適化させ、それらを投資によって増やすということを継続的に出来てきたからこそ、FIREという新しいライフスタイルを確立するチャンスが得られるのです。
まとめ
100万円、500万円、1000万円の壁を突破するためには、それぞれ異なる方法と戦略が必要です。最初の100万円を稼ぐには、小さな目標から始め、積極的な貯蓄と投資、副業を検討しましょう。500万円を稼ぐためには高収入の仕事選び、資産運用、教育とスキルの向上が鍵です。1000万円を目指す際には、リスクを受け入れつつ努力し、継続的な学習と成長を忘れずに行いましょう。
これらの壁を突破するための方法と戦略を組み合わせて、成功への近道を見つけることができます。しかし、一番大切なのは目標を持ち、それに向かって努力し続けることです。どの壁も簡単には超えられないかもしれませんが、適切な計画と行動によって、最終的には成功への道を切り拓くことができます。
これらのアドバイスを実践し、自身の目標に向かって進んでいくことを忘れずにください。どの壁も突破可能であり、一歩ずつ前進することで、成功への道が開けるでしょう。
これらの要点を通じて、1000万円の貯金目標がもたらす変化や意義について考えてみました。挑戦的な目標ではありますが、その達成による成長や新たなライフスタイルの選択肢に期待が持てます。