《現役エージェントが考える》正社員にこだわらくてよいと思う理由

あなたの今の雇用形態は何でしょうか?
正社員でしょうか?契約社員・派遣社員・パート・アルバイト・個人事業主
様々な働き方がありますが、正社員でない方にとって雇用形態の話しは
後ろめたい気分になりませんか?
世間では、正社員が神格化されすぎている気がします。

確かに、正社員にメリットはたくさんある。
簡単にクビにはならず安定して働ける
会社によっては福利厚生がしっかりしており、賞与が出る
世間体がよく認められやすい

私は、転職を支援する会社で働いており、日常的に求職者の希望を聞いているが
最近、若い世代を中心に、正社員にこだわらない働き方が増えている。
なぜ、正社員にこだわらなくなったのか、世の中の流れや若手世代の考え方がわかるのように解説していきます。

・そもそも正社員のメリットってなにか?
上のほうでもあげたが、安定した雇用や給与、世間体が主な理由になります。
しかし、それはいつまでも続くものでしょうか?

2023年の東京商工リサーチの発表によると
企業の平均寿命は23.3年となっている。
東京商工リサーチ

いくら安定した雇用があっても、会社自体が潰れてしまっては意味がない。
AIの進歩など技術的な発展が目まぐるしい現代〜未来では
更に企業の平均寿命は短くなっていくことが予想されます。

給与があがるというのに関しても、
日本では、平均年収はここ30年全く増えていないどころか減ってしまっている。
失われた30年は、失われた40年になろうとしている。
そして、年収があがるということは、責任の裏返しでもある。

正社員として真面目に働き、休日出勤、長時間労働、サービス残業、異動・転勤、
長期休みが取りにくい中、毎日数字に追われれ、上司・部下との人間関係に悩む…。
これらのリスクを背負ったうえでの結果に過ぎない。

正社員にこだわって世間体を気にしているのは働き方の種類が少なかった、50〜60以降世代だろう。
昭和や平成の中期くらいまでは確かに、一般的な幸せという理想像があったかもしれない。

良い大学に入って、大手企業に入社し、車を買って、結婚してマイホームを購入して子供は2人老後は退職金で悠々自適に夫婦で過ごす。

しかし、現代では価値観が大きく変わってきている。
理由としては現代は過去に類をみないくらい非常に豊かであるからだ。
インフレで生活が苦しいという方も多いかもしれないが、
スマホを持っていない、PC・エアコン・洗濯機・テレビ、最低限の服すら買えない
ましてや、日本で餓死したり、身に危険のある事件に巻き込まれる確率は非常に低い、
(ニュースでそのような事件が報道されるのはそれだけ珍しいからだ)
最悪、生活保護という制度もある。

私が正社員でなくても良いのではないかと考える理由の一つが
働き手が貴重になるという点である。

ご存知の通り、日本は急激な少子高齢化となっている、
大手企業は別として、中小企業は、常に人手不足になっており、働き手は非常に貴重だ。
正社員という肩書だけであれば、これからはいつでもなれてしまうと考えている。

また、AIの進歩により、2040年には今ある職業の8割は消滅するといわれている。
長時間労働やサービス残業の末に会社がつぶれてしまい、そこで培ったスキルはAIにとって替わられた。
そんな未来は最悪以外のなんでもない。

日本の10年先を行くと言われている
アメリカでは正社員という概念がなく、働く時間によって、
フルタイムとパートタイムに分かれているだけであり
行う業務のレベルによって時給が変わるというイメージが近いかもしれない。

グローバル化が進み、アメリカのような働き方が一般化すれば
正社員というのに旨味がなくなっていくのは明白である。

正社員という雇用形態にこだわるよりも、
自分に興味がある分野で勉強しアップデートしていくことが、
これからの自分の将来の安定性を高めてくれると考えています。

最後までご覧いただきありがとうございました。
少しでもお役に立てば幸いです。

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