こんにちはCOBARUです。今回は世界の平均年収と日本の平均年収の比較と
なぜ日本の平均年収があがらないのかについて解説していきます。
・OECD加盟国について
OECD(経済協力開発機構)はヨーロッパ諸国を中心に日・米を含め38ヶ国の先進国が加盟する国際機関。
意見交換・情報交換を通じて、1)経済成長、2)貿易自由化、3)途上国支援を目的としています。
※経済産業省HPより参照。
今回はこちらのデータを元に解説していきます。
・世界の平均年収
1位はアメリカ
$74,738(¥10,463,298)
2位ルクセンブルク
$73,657(¥10,311,951)
3位アイスランド
$72,047(¥10,086,630)
OECD加盟国の平均では、$51,607(¥7,224,962)
日本は$39,711(¥5,559,600)でなんと25位…。
さすが給料が30年間上がらない国w
アジア内でも韓国が21位となっており平均年収は韓国のほうが高いです。
順位 | 国別 | ドル | 円 ※1ドル=140円 |
1 | USA | $74,738 | ¥10,463,298 |
2 | LUX | $73,657 | ¥10,311,951 |
3 | ISL | $72,047 | ¥10,086,630 |
4 | CHE | $68,957 | ¥9,654,043 |
5 | DNK | $61,331 | ¥8,586,308 |
6 | NLD | $60,923 | ¥8,529,165 |
7 | BEL | $59,100 | ¥8,274,025 |
8 | NOR | $58,377 | ¥8,172,781 |
9 | AUT | $58,189 | ¥8,146,479 |
10 | AUS | $56,600 | ¥7,923,990 |
11 | DEU | $56,040 | ¥7,845,630 |
12 | CAN | $56,006 | ¥7,840,786 |
13 | OECD | $51,607 | ¥7,224,962 |
14 | IRL | $51,045 | ¥7,146,311 |
15 | GBR | $49,979 | ¥6,997,096 |
16 | FIN | $49,708 | ¥6,959,068 |
17 | FRA | $49,313 | ¥6,903,761 |
18 | SWE | $48,951 | ¥6,853,154 |
19 | NZL | $46,976 | ¥6,576,694 |
20 | SVN | $43,892 | ¥6,144,940 |
21 | KOR | $42,747 | ¥5,984,595 |
22 | ISR | $42,165 | ¥5,903,073 |
23 | LTU | $42,027 | ¥5,883,824 |
24 | ITA | $40,767 | ¥5,707,409 |
25 | JPN | $39,711 | ¥5,559,600 |
26 | ESP | $39,202 | ¥5,488,322 |
27 | POL | $33,566 | ¥4,699,279 |
28 | EST | $33,188 | ¥4,646,336 |
29 | LVA | $32,235 | ¥4,512,957 |
30 | CZE | $31,711 | ¥4,439,526 |
31 | PRT | $29,740 | ¥4,163,641 |
32 | HUN | $26,268 | ¥3,677,525 |
33 | GRC | $25,744 | ¥3,604,091 |
34 | SVK | $24,805 | ¥3,472,654 |
35 | MEX | $16,429 | ¥2,300,097 |
※OECD平均賃金参照
日本の給料が上がらない理由
残念な結果ですが、なぜ日本の賃金がずっと上がらないのか
理由はいくつかありますが、大きな要因は2点あると考えています。
・終身雇用
・生産性の低さ
終身雇用制度は、労働者側からみたら雇用は守られて安心だが
一方会社側からみたら景気が悪化した場合も、
雇用を守るためにいざというときのお金(内部留保)を用意しておく必要がある。
そのため、本来利益に対して労働者へ払われるべきお金が還元されず
2022年は円安の恩恵を受けた企業が過去最高益を記録したというニュースが数多く流れたが
日本の平均賃金はそこまで上がっていない。
私の就業先もそうですが、日本の賃金テーブルは、就業年数や年齢が考慮されていることが多い。
年齢が上がるほど、自動的に給料も高くなる年功序列だが、一つの会社で定年まで務める前提で作られた制度であり
近年、会社自体の寿命はどんどん短くなってきており若い人ほど年功序列の恩恵は少なくなり
グローバルで戦える優秀な若手は、年功序列ではなく能力重視の外資系企業へ流れてしまう。
日本はずっと生産性の低い国だと言われている。
終身雇用にも関わってくることだが、社員を採用した場合、解雇することが難しいため
最低限の人数で「長時間労働」をすることで対応してきたが、毎日何時間も残業しないといけない状況で
新たな知識を習得したり、資格取得ために勉強できる人は稀である。
日本人の1日の学習時間が6分という衝撃の事実にも納得である。
また、生産性を高めるIT化・システム化についても
コスト>人件費
となっており、なかなか進まないのではないかと考えている。
仮にIT化・システム化で生産性をあげても
これらについてこれない高給取りの働かないおじさんが増加して解雇することも難しい。
そして、その働かないおじさんのための仕事をわざわざ作っているのだから生産性が上がるわけがないw
最後愚痴みたいなってしまい個人的な主観と偏見マシマシですが一部は間違いないと思います!!
まとめ
・日本の平均年収は先進国の加盟するOECD加盟国38カ国の中で25位で同じアジアである韓国より低い。
・日本の平均年収はここ30年ほぼ横ばいで原因は、終身雇用制度と生産性の低さにある。
最後までご覧いただきありがとうございました。