【ミニマリスト】時間とお金の関係

こんにちは、COBARUです。今回は、ミニマリストと時間・お金の関係に焦点を当て、ものの購入がいかに時間とお金を消費するかにについて心理学や企業マーケティングの観点から解説していきます。

ミニマリストとは

ミニマリストは、持ち物を最小限に減らし、必要最小限のものだけで生活する人々のことを指します。これは、大量生産・大量消費社会において生まれた新しいライフスタイルであり、「最小限の」を意味する「ミニマル」に由来しています。2010年前後から海外で注目を集め、2015年には日本でも流行語大賞にノミネートされるなど、その影響力が拡大しています。

「もの」のためにたくさんの時間とお金を使っている

多くの現代人が「もの」をもつことでお金と時間を費やしています。例えば、ほしい洋服があった場合、休日におでかけして、ショッピングモールを回り、いろんな店舗の商品を吟味して、デザインと値段を考慮して購入します。これだけでも半日くらいかかってしまう場合も有ると思います。さらに購入した後もコーディネートを考えたり、季節ごとにクローゼットの中身を整理したりで時間が取られてしまったり、スーツなどであれば毎シーズン、クリーニングに出すためのお金もかかってきます。

ものを買っても幸せになれない

昔に比べて現代は非常に豊かになりました。家の中には当時のあなたが気に入って購入した「もの」で溢れているはずです。しかし、何故か生活は楽にならず、幸せを感じられないのは、ものを購入することだけでは一定以上の幸せには繋がらないからです。

マズローの欲求5段階説というのをご存知でしょうか。アブラハム・マズロー(アメリカ出身の心理学者)が提唱した理論で、人間の欲求を5段階に分類したものです。左下の「物理的な欲求」にある通りものによって満たされるのは第2段階の安全欲求まで、それ以上は精神的欲求が必要ということが表されています。つまり自分の安全が確保されるまではものが必要ですが、それ以上になるとものを購入しても欲求は満たされません。

企業のマーケティング戦略を知ろう

そもそも本当に欲しい物なのかを一度考える必要があります。人は知らないものを欲しいとは思うことができません。SNSやテレビや友人からその商品を知って、本当に必要なものではないのに、欲しいと錯覚させられているだけかもしれません。そのためには企業のマーケティング戦略を知ることが大切です。

1つ目がハロー効果、例えばテレビCMで女性用の化粧品の広告をする際は、有名な女優さんをモデルにすることが多いと思います。間違ってもそこらへんにいるような小太りなおっさん(失礼w)を使うことはないでしょう。あの美しいモデルのようになれる化粧品かもしれないと錯覚させる効果があります。ハローとは「挨拶」ではなく「後光(halo)」のことです。(神様の絵などで後ろ光ってるあれです)

2つ目は権威性、「〇〇大学 〇〇教授監修」とか「ひろゆきが絶賛」とか「モ◯ドセレクション金賞 受賞」のように地位がある人が言ったり、受賞歴があると、みんなが認めている魅力的な商品=良いものに違いないと錯覚させる効果があります。

3つ目はザイオンス効果、単純接触効果とも言われています。繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果です。同じCMを何度も見ているうちにその商品の印象が良いと思うようになっていきます。

4つ目はアンカリング効果、先に与えられた情報や数字に無意識のうちに判断を歪められてしまう「認知バイアス」のことです。「定価19800円の商品が今なら9800円」と書いてあると10000円も安いと錯覚してしまいます。実際のところ、定価ほどの価値があるかは分かりません。

このように企業はものを売るために様々な工夫をしていますので、知識がないと企業のマーケティング戦略にそのままハマってしまい必要でないものを購入してしまう可能性が高いです。行動経済学という分野ですが、さらに詳しく知りたい方はこちらも参考にしていただければと思います。

ものを減らすと時間とお金が手に入る

持っているものを減らすと、物の管理にかかる時間や探し物が格段に減少します。また物を減らす過程で必要・不必要の取捨選択をして自分に必要なものがわかるので、新たにものを購入する場合も失敗が少なくなります。一度部屋をきれいにすると散らかしたくない心理が働き、捨てるときの手間を考えるようになりますので物欲が抑えられお金も貯まるようになります。

手始めにテーブルの上などの一部分でも良いので使っていないものを捨ててみてはいかがでしょうか?自分の好きなものだけに囲まれて生活するというのは良い気分ですよ!

まとめ

  • ものを購入するには時間もお金がかかっている
  • マズローの欲求5段階説によると、ものを購入することによる幸せには限度がある
  • 企業のマーケティング戦略を知って無駄使いを減らそう
  • ものを減らして時間とお金を手に入れよう。

少しでも皆様のお役に立てば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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