これから円高株安になるのに投資したほうが良いの?

投資初心者の友人から質問がありました。最近ではAI関連株が大きく調整して日経平均も直近の高値から10%下がり不安に思っている人も多いかと思います。

ですが結論、投資を続けたほうが良いです。

 

残念ながら数年に一度は30%を超える大きな暴落があり、年に数回は10%ほどの調整が起こります。

暴落や調整を全て回避するのは神じゃないと無理です。

そして積立投資は暴落や調整を含めて有用であるとこれまでの歴史が示しており

最大リターンはとれないけど確実に平均的なリターンが取れるある意味株価を気にしない投資手法です。

もし絶対に円高になる、絶対に株安になるとわかればたとえ値動きが1円だったとしても億万長者になれます。

投資をしている人多くが億万長者になれていない現実をみればみんな株価や為替を正確に予測できない証拠です。

円高やドル安など為替には日本とアメリカの金利差が大きな理由のひとつではありますが、

金利差以外の様々な条件が複雑に絡み合っており予測は困難です。

 

現在の日米の政策金利の差は5%以上(日本0.1%米国5.25〜5.5%)

仮に米国が利下げし日本が利上げしたとしても

まだ4%以上の大きな金利差があり、歴史的にも高い金利差であり確実に円高になるとは限りません。

さらに米国の金利がコロナ禍以前の水準に戻るにはまだ時間がかかることが予想されます。

資産が目減りして不安な気持ちも分かりますが、10年後・20年後など長期目線で継続して投資することをおすすめします。

ちなみに歴史的にみても7月8月は夏枯れ相場といわれ株価は下がりやすい傾向にあります。

こんなようなことを知っていると「この時期は仕方ないな」とある意味あきらめのようなものがでてきます。(ポジティブな言い方をすると経験を積むといいますw)

 

もし、今回の調整で不安に思うようであればリスク許容度以上に投資をしている可能性があるので投資比率を見直す機会かもしれません。

相場の調子が良いときはSNS上ではどんどんリスクとって高いリターンを出す人が注目されがちですが、

暴落・調整時はバランスを重視して投資していた人が生き残ります。

 

大手投資運用会社バンガードの創設者にしてインデックスファンドの父ジョン・ボーグルは

「低コスト・長期投資・分散投資」に加えて「感情のコントロール、シンプルさ」が重要と繰り返し説いていました。

SNS上で嘘か本当かわからない利益報告や不安を煽るニュースなどに惑わされないように淡々と投資を続けていきましょう!

 

少しでも皆様のお役に立てば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
最近、簿記の勉強しててようやく日商簿記3級取得できました!!

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