1年間にどのくらい貯金すれば良いの？【年代別】年間貯金目標額

こんにちはCOBARUです。今回は来年こそは貯金頑張りたいという方に向けて、同年代の人がどのくらいの貯金をしているのか、毎月いくら貯金すれば、平均を超えられるのか、老後2000万円問題に向けて今からできることをまとめました。貯蓄モチベーションが高まりますのでぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。

年代ごとの貯金額

上記は金融広報中央委員会令和4年度の「金融資産なし世帯を含む」全世帯の貯蓄額の平均値と中央値です。中央値のほうが実態を表していると言われていますがせっかく貯めるのであればぜひ、平均値を目指したいところですので、今回は平均値を参考にします。年代別の差額をみると下記の通り

20代→30代　318万円
30代→40代　163万円
40代→50代　391万円
50代→60代　340万円

20代→60代　1212万円
10年ごとに約300万円、1年ごとに約30万円、1ヶ月ごとに約2.5万円の貯金をすることができれば、平均値を目指せることが分かりました。まずは全世帯の平均を上回るここを目標にすると良いでしょう。

こちらの表は「金融資産なし世帯を含まない」貯蓄額の平均値と中央値です。全年代で金融資産なしの世帯が約34％あり、それらを除いた表になります。中央値、平均値含めて全体的に高くなっています。年代別の差額をみると下記の通り

20代→30代　434万円
30代→40代　304万円
40代→50代　730万円
50代→60代　185万円

20代→60代　1653万円
10年ごとに約413万円、1年ごとに約41万円、1ヶ月ごとに約3.5万円の貯金をすることができれば、平均値を目指せることが分かりました。貯金初心者にとっては少々ハードルが高いかもしれませんね。60代でちょうど2000万円に届くレベルなので、貯蓄に慣れてきたらこちらを目標にすると、ゆとりある老後を迎えることができそうです。関係ないかもしれませんが、つみたてNISAの年間投資枠40万円というのはこの辺の数値を参考にしたのかもしれませんね。

30〜40代で貯蓄するのが苦戦している傾向で、40代〜50代にかけて貯蓄額を伸ばしています。30代〜40代は結婚、出産、マイホーム購入や子供が小さいため、働けなかったり、働く時間が少なくなったりが関係していそうですね。

金融資産なし世帯を含まない50〜60代であまり貯蓄が増えていないのは、役職定年で年収が減ったり、子供の大学進学、住宅ローンを繰り上げ返済をしたなどが考えられます。

これらの情報から貯金がしやすい時期・しにくい時期があり、独身時代や子供が生まれる前、子供がある程度手がかからなくなった時など貯め時と言えそうです。貯められるタイミングで無計画にお金を浪費してしまうと、お金に苦労する人生になってしまうので充分に注意が必要です。

次に目指すべきは目標は投資込みの毎月5万円です。下記は金融庁の資産運用シミュレーションです。来年から始まる新NISAの枠をちょうど30年で使い切ることができ、年利4％運用で30年後には3400万円となり、貯蓄上位22％のアッパーマス層に到達できます。また、21年で約2000万円に到達するので40代貯蓄0の状態から始めても老後資金を貯めることができます。

更に貯蓄を加速させたい方の目標は毎月7~8万円を目標にしましょう。下記は毎月積立7.5万円×年利4％×積立期間30年のシミュレーションです。結果は5000万円超え、めでたく貯蓄上位10％の高み、準富裕層の仲間入りです。

65歳までに2000万円を目標にする場合

年齢ごとに毎月いくら投資すれば豊かな老後を迎えられるかシミュレーションしてみました。※年利4％想定

30歳(投資期間35年)　毎月の投資額2.2万円
35歳(投資期間30年)　毎月の投資額2.8万円
40歳(投資期間25年)　毎月の投資額3.9万円
45歳(投資期間20年)　毎月の投資額5.5万円
50歳(投資期間15年)　毎月の投資額8.1万円

55歳以降は15年以上投資期間が取れず、投資リターンが安定しないため割愛。投資は早くはじめれば始めるほどよいというのが分かりますね。50歳で貯金0の場合は毎月8万円以上投資する必要があります。結構厳しいですよね💦解決策として、65歳以上も働き続けることがあげられます。例えば寿命が95歳想定の場合、働く期間を5年伸ばして、投資期間を20年に増やせば、毎月の投資額を4.5万円に抑えることができます。
・65歳時点でゆとりある老後に必要な金額約2000万円(30年×毎月5.5万円)
・70歳時点でゆとりある老後に必要な金額約1650万円(25年×毎月4.5万円)