【日本人の半分は達成できない】100万円を貯める方法

今から貯金を始めようと考えている方にとって大きな一つの目標のとなる貯金100万円。今年こそは貯金をしようと思っていたが散財してしまって全然貯められなかった。。。銀行にあるのは貯金というより残高。給料日前はいつもカツカツ、給料日後もすぐにクレジットカードの支払いでほとんどなくなってしまい途方にくれる。今回は30代で1500万円以上貯めた、FP技能士・節約家の私が、貯金がないままだとどうなってしまうのか、100万円を貯めるため今日からするべきこと、100万円を貯めたことで起こる変化について解説します。

貯金が無いとどうなるのか【抜け出せない貧困のループ】

金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)よれば、単身世帯の34%の人が全く貯金がなく、貯金が100万円未満の人と合わせると約半数の人が貯金をできていない状態です。ロシア×ウクライナやハマス×パレスチナを始めとした世界情勢不安や円安・インフレによる物価の高騰で毎日生活するのに精一杯で貯金するのが難しいという人も多いのでは無いでしょうか?実際に貯金がないとどのような悪影響がある見ていきましょう。

判断力の低下

貯金がない(少ない)状態では、脳のリソースを毎月の支払いのことに使ってしてしまい、仕事はもちろん、家庭でも悪影響が起こります。実際にインドの農家を対象に行った実験では、お金がない「収穫前」とお金がある「収穫後」にIQテストを行ったところ、同じ人間なのにお金がある「収穫後」のほうがスコアが10ポイントほど高いという結果が出ました。

ストレスが余計な出費を招く

あなたが無駄使いをしてしまったと感じるのはどのようなときでしょうか。仕事でイライラして、帰りにいらないものを爆買いをしてしまったり、自分へのご褒美といって、コンビニスイーツを買うことが習慣になっている。実はこれらは過剰なストレスが関係しています。
貯金がないことは、予期せぬ出費や将来への不安が常に心の中に漂っていて非常にストレスがかかっている状態です。急な冠婚葬祭や家電の買い替え、病気や怪我・介護などで仕事を辞めなければいけない、老後にお金が必要と分かっているけど毎日を必死に生きるのに精一杯でそれどころではないという漠然とした不安。このような状態は自分が思っている以上にストレスになっているということを自覚しなければいけません。借金を返し終わった人が脱力感や開放感を強く感じるのはお金のことを考えなくてよくな余裕ができたという理由が大きいでしょう。「金持ち喧嘩せず」という言葉はこういうところからきているのかもしれませんね

まとめるとお金がない状態が続くと判断力の低下やストレスから余計な出費に繋がってしまい、貧困のループから抜け出すのが難しくなってしまいます。

100万円貯金するために今日から行動するべきこと

お金が無いことで悪影響があることが分かっていただけたかと思いますので、次はどうすれば貯められるようになるのか解説していきます。
一番最初は固定費の見直しましょう。最初は少し大変ですが、一度見直すと効果が持続することと、慣れてくると判断が早くなり加速度的に貯金ができるようになります。

サブスクリプションの解約

使っていないサービスや似たような動画・音楽配信サービスは使っていませんか?月数回しか使わないものは一旦解約して、次月どうしても必要であれば再契約しましょう。忘れてしまうのでもったいないと思わず月末まで待たずにモチベーションの高い今のうちに手続きしてしまいましょう。

スマホ契約の見直し

docomo、au、SoftBankの大手キャリアで月6000円以上払っている場合は、携帯会社やプランを変更しましょう。個人的なおすすめは楽天モバイルですが、格安プランを提供している会社であれば高くとも4000円以下にできるので迷って来月分もプレミアム料金を払うくらいならぶっちゃけどこでも大丈夫です。例え2〜3ヶ月解約することになっても、解約料を含めても余裕でPAYできると思います。

保険料の見直し

貯蓄型の保険を含めて現在1万円以上保険料を払っている場合は保険料を見直しましょう。基本は掛け捨て保険で充分なので、貯蓄型保険は満期が近かったり、解約返戻金が保険料総額より高くなるタイミングを除いて、思い切って損切りしてしまっても良いかと思います。だらだらと続けるよりも解約返礼金や保険を見直して浮いたお金を自身で運用したほうが結果としてプラスになるパターンが多いです。

支出を把握

お金の貯められないほとんどの人は自分の支出を正確に把握出来ていないです。無料で使える家計簿アプリ「マネーフォワード」がおすすめです。現金の場合レシートを写真でとったり、銀行口座を紐づければ自動的に支出が反映されるようになります。複数のクレジットカードやQR決済を使っている方は数を絞りましょう。自分が思っているよりも無駄使いをしていることに気づくと思います。

先取り貯金

先取り貯金をして貯金したものは無いものとして考えて生活をしましょう。金額を決めて自動で別の口座に移すサービスを利用すると良いでしょう。通帳やカードを親に預けたり、定期預金にいれるなど簡単に引き出せないようにすると効果大です。自分の意志でどうにかするという考えは一旦捨てて、勝手に貯まるように仕組みを作ることが大切です。

100万円貯められるとどうなるか

実際に100万円を貯められるということはお金を貯めるスキルが身についたということにほかなりません。
例えば急な出費で貯めた100万円を使ってしまったとしても一度達成したことによる経験と自信で再度100万円を貯めることは一度目に比べて楽に感じると思います。7桁というキリの良い貯金があったのが減ってしまうと気になってしまい、もう一度貯めようしてと貯蓄モチベーションが上がります。また、お金が無いことで低下していた判断力やストレスから開放され、イライラすることが減り、IQがあがり、余裕を持てる仕事でも結果を出しやすくなります。100万円が生活防衛資金となりますのでブラック企業に努めている人は転職も視野に入れても良いかもしれません。失業給付金と合わせて半年は働かなくても暮らせると思いますので今よりも条件の良い仕事もじっくり探すことができます。世の中の半数の人が達成出来ない高い目標をクリアしたという自信がつき、大切な友人の結婚式で急な出費でお金がなくて幸せを素直に喜べない、そんな自分が嫌いになった、、、ということもなくなり自分が好きになれるかもしれません。また、100万円を貯めた行動を繰り返すだけで時間をかければ500万円、1000万円と貯めることができるという証明になりますので将来お金持ちになる第一歩を踏み出せたといっても過言では無いでしょう。

まとめ

貯金100万円は日本人の単身世帯の約半分は達成出来ていない。
お金が無いことの悪影響から判断力の低下や余計な散財につながり、負のループからなかなか抜け出せない。お金を貯めるためにはサブスク、スマホ、保険料などの固定費を見直して、先取り貯金をしよう。
100万円を貯めることができればストレスや不安から解消され、目標達成出来たことによる自信につながり、お金持ちになれる可能性につながります。
今日から行動を始めることが大切です。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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