知って得する《行動経済学》5選

こんにちはCOBARUです。
今回は「行動経済学」という分野についてお話しします。

行動経済学はなんぞやというと「心理学」と「経済学」が合わさった学問です。
自分には全然関係ないじゃん!と思われますが仕事にも使える実はすごく身近な学問です。
企業の中でも商品開発や広告戦略などにも深く関わっています。

心理学の観点から見ると、人々は一定の行動パターンに従い、認知的なバイアスや感情的な影響を受ける傾向があります。
経済学の観点から見ると、人々は自己利益を追求する合理的な存在として捉えられます。
しかし、行動経済学の研究では、人々が常に最適な選択を行っているわけではなく、
認知的な制限や感情的な偏りによって、合理性から外れた選択をしてしまいます。
行動経済学は、人々の行動に対する心理学的な側面と経済学的な側面を組み合わせ、
より現実的な意思決定モデルを提供することを目的としています。

行動経済学に関連する代表的な概念をいくつかご紹介します。

【ハロー効果】 ハロー効果とは、一度人を良い印象を持った場合、その後の評価でも好意的な印象を持ちがちである現象のことを指します。例えば、商品のパッケージや広告など、魅力的に見せるために偽装された情報に引きずられて、商品やサービスを購入してしまうことがあります。

【サンクコスト効果】 サンクコスト効果とは、既に投資したコストにとらわれ、新たにかかるコストに対してあまり優先度を置かない傾向のことを指します。例えば、不良品であっても、修理を繰り返してしまうことや、損失を抱えながらも株を保有し続けることなどがあります。

【アンカリング効果】 アンカリング効果とは、最初の情報(アンカー)に基づいて、その後の情報を判断する傾向のことを指します。例えば、値段が高い商品を見た後に、値段が安い商品を見ると、安く感じられることがあります。人間第一印象が大事とよく言われていますが実はこれもアンカリング効果の一つです。
高級そうなスーツを着て、背筋がピンッとしていてサラリーマンがいたら仕事ができそうと思われて、その人の言う事なら聞いちゃいそうですよね?

【現在志向バイアス】 現在志向バイアスとは、現在の利益を重視し、将来の損失やコストを考慮しない傾向のことを指します。例えば、クレジットカードの分割払いで買い物をしてしまい、将来的な利息や手数料の負担を見落としてしまうことがあります。個人的にですが投資がうまくできない人はこの現在志向バイアスにかかっている可能性があります。少しでも利益がでたら今後も利益を伸ばせるかもしれないのに利益確定してしまう、また含み損がでており、損切りが必要な場面でも持ち続けて損失を拡大させてしまう。

【認知的不協和】 認知的不協和とは、自分の信念や価値観と合わない情報や意見に直面した際に、不快な感情を抱く傾向のことを指します。例えば、自分が応援するスポーツチームについて、批判的な意見を聞くと、不快に感じることがあります。

これらの行動経済学の概念を知ることで企業のマーケティングに踊らされないようになります。
例えば、ハロー効果について知っていれば、魅力的なパッケージや広告に惑わされず、
商品の品質やコストパフォーマンスを重視して選ぶことができます。
怖いところは知らないとこれらの行動を無意識的に行ってしまうところです。
行動経済学を知ることで結果として無駄な買い物が減ったり、冷静に自身を分析ができるようになります。

以上最後までご覧いただきありがとうございました。
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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