「自分の性格をもっと理解したい」
「人間関係のストレスを減らしたい」
そんな人に人気なのが、今話題の性格診断 MBTI(マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標) です。
SNSでは「INFJ」「ENTP」「ISFP」など、自分のタイプをプロフィールに書く人も増えていますよね。
この記事では、MBTIの基本・4つの軸・16タイプの特徴・活用法 をわかりやすく解説します。
🔹 MBTIとは? — 性格を16タイプに分類する心理学モデル
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、アメリカの心理学者
キャサリン・ブリッグスとイザベル・マイヤーズによって提唱された性格理論です。
もともとはユング心理学(分析心理学)をもとに作られたもので、
「人の行動の違いには一定のパターンがある」という前提に立っています。
MBTIは、以下の 4つの性格軸 の組み合わせで成り立っています👇
🔸 4つの分類軸(MBTIの基本構造)
軸 | タイプ | 特徴 |
---|---|---|
① エネルギーの向き | 外向(E)/内向(I) | 社交的・行動派か、思索的・内省派か |
② 情報の受け取り方 | 感覚(S)/直感(N) | 現実的か、未来志向か |
③ 判断の基準 | 思考(T)/感情(F) | 論理重視か、人の気持ち重視か |
④ 生活スタイル | 判断(J)/知覚(P) | 計画的か、柔軟対応型か |
これらを組み合わせると、
16種類の性格タイプ(例:ENTJ・INFP・ISFJ など) が生まれます。
💡 代表的なタイプの一例
タイプ | 特徴 | 一言でいうと… |
---|---|---|
INTJ | 戦略家・論理的思考 | 「未来を設計する思考家」 |
ENFP | 創造的・社交的 | 「人とつながるアイデアマン」 |
ISFJ | 優しい・誠実 | 「人を支える縁の下の力持ち」 |
ESTP | 行動的・瞬発力 | 「今を生きるチャレンジャー」 |
どのタイプにも「長所」と「短所」があり、
MBTIは“優劣”を決めるものではなく、自分らしさを理解するツールです。
🔍 MBTIが人気になった理由
1. SNSでの共感とつながり
自分と同じタイプの人の投稿を見ると、
「わかる!」「同じこと考えてる!」と共感できるのが魅力。
X(旧Twitter)やTikTokで「#MBTI診断」と検索すると、数百万件の投稿があります。
2. 自己理解ツールとして優秀
仕事・恋愛・人間関係の悩みを「性格傾向」という軸で整理できる。
自分がどう感じ、なぜ行動してしまうのかを言語化できます。
3. キャリア設計にも役立つ
「自分に向いている仕事」「ストレスを感じにくい環境」など、
タイプ別に分析できるため、転職や自己分析にも活用可能です。
🧭 MBTIの活かし方
💬 ① 自分を客観的に見る
「なぜ人と話すと疲れるのか」「なぜ計画が崩れると焦るのか」
その答えは性格特性にあります。
MBTIを使えば、**自分の“思考の癖”**を把握できます。
👥 ② 他人を理解する
他人のタイプを知ると、「どうして考え方が違うのか」が腑に落ちます。
たとえば、ENTPとISFJでは会話のリズムも価値観も全く違う。
それを「性格の違い」として受け止められれば、人間関係がぐっと楽になります。
💼 ③ 仕事やチームでの活用
- ENTJ:リーダーシップを発揮して全体をまとめる
- INFP:共感力が高く、チームの調和を支える
- ESTJ:ルールや効率を重視し、管理業務に強い
MBTIは、適材適所のマネジメントにも応用できます。
🧩 注意点:MBTIは「性格を固定化するもの」ではない
MBTIは“傾向”を示すものであり、絶対的な診断ではありません。
状況や経験によって、人は変化します。
大切なのは、
「私はこの傾向が強い」
「相手は違う傾向を持っている」
と理解し、より良い関係や環境づくりに役立てることです。
✨ まとめ:MBTIは“自分を知るための鏡”
- MBTIは4つの軸で性格を16タイプに分類する心理ツール
- 自己理解・他者理解・キャリア設計に役立つ
- SNSを中心に再ブーム中で、若年層にも人気
- 大切なのは「違いを知り、認めること」