こんにちはCOBARUです。依存症は、何かに熱中しすぎてしまうことで、節約やお金の管理に大きな影響を与えるリスクがあります。今回は、依存症のメカニズムやお金に及ぼす危険性について、代表的な依存症3選についてご紹介させていたいだきます。依存症を脱却してお金を貯められる体質になりますのでぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
依存症のメカニズム
依存症のメカニズムは決まっており、行動やアルコールなどの摂取の結果、脳の報酬系という回路が刺激されドーパミンによって満足感、気持ちの良さを感じます。この機能自体は生命を維持していく上で不可欠なものですが、行動に対してだんだん耐性がついてきます。耐性がつくと、同じ行動では今まで通りの満足感や気持ちよさが得られません。そのため、気づかぬうちに回数や量が増えてしまいます。
アルコールなどの作用物質を体内に長期間取り込むと、体内の情報伝達物質や刺激を受け取る細胞の受容体に異常をきたします。この状態でアルコールなどの作用物質が体内で減ったり無くなったりすると、細胞が過剰に反応してしまうために不快な離脱症状が起こり、この辛い離脱症状を緩和しようとして、更に薬物や嗜好品を摂取してしまい、「やめたい」「減らしたい」と思っていても自分の力だけで変えることが難しいのです。
アルコール依存症
アルコール依存症とは、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。仕事終わりにお酒を飲むことが趣味という人も多いのでは無いでしょうか。しかし、長期にわたり大量のアルコールを摂取すると肝臓疾患や心血管疾患、うつ病や不安障害など身体的・精神的にも病気にかかりやすくなってしまいます。また、症状が悪化すると家庭や仕事にも影響が出てしまいます。厚生労働省では、1日の平均飲酒量が「6ドリンク(ビール500ml×3本)を超える」のが多量飲酒とされており、アルコール依存症の危険性が高まるとされています。アルコール依存症の患者数は現在日本国内で80万人以上といわれていますが、その予備軍も含めると約440万人にもなると推定されています。
お酒代として1日平均2000円使うと仮定すると1ヶ月で6万円です。2次会・3次会でカラオケや締めのラーメン、タクシー代など合わせると一晩で2万円以上使う場合も考えられます。接待を伴うお店に行けば費用は無限大ですw少し話しは逸れます最近キャバクラやホストにハマって借金を背負ったニュースをよく見ますよね。依存症とは少し違うかもしれませんが、手口が巧妙なのでそういったところは近づかないことをおすすめします。
対策として、1日の飲酒量を減らす目標より、飲酒日数を減らす目標の方が達成しやすいようです。例えば、飲酒を1ヶ月で25日をしている人の場合、飲酒して良い日を1ヶ月に10日までと目標を立てて、カレンダーに禁酒ができた日は◯、飲酒をしてしまった日は✕をつけるといった感じです。
ギャンブル依存症
ギャンブル等依存症とは、ギャンブル等にのめり込んでコントロールができなくなる精神疾患の一つです。中でも「若い」「男性」「ストレスへの対処がうまくない人」はギャンブル依存になりやすい傾向にあるといわれています。中でもパチンコやスロットの依存症が圧倒的に多く、もう少しで当たるという演出によって報酬系(ドーパミン)が刺激されることが原因とされています。日本人のギャンブル依存症の人数は、合計で 536 万人といわれていますが、そのうち男性は438万人と圧倒的に多いです。さらにギャンブル依存症になる割合は世界主要国の中でも日本人が圧倒的に高い傾向にあります。やっぱりストレスへの対処がうまくないのでしょうか…
依存症が進むと会社や家族に嘘をついてギャンブルをしたり、ギャンブルのために借金するなど日常生活や社会生活に支障が生じることがあります。借金をしてしまう可能性もあり、節約してお金持ちを目指す人にとって最悪といえるでしょう。10年来の友人もパチンコ・スロットがやめられなくて、いつもお金に困っている印象でした。なかなかギャンブルを辞めるのは難しそうです。。。
対策としては、ギャンブル全般に近づかないことです。ただし症状は進んでしまった場合は自分の意思でやめることは難しいと思いますのでその場合は、医療機関を受診することです。医師などの専門家と患者数名で話し合いを行い、ギャンブルをしたくなったときの対処やギャンブルのメリット・デメリットなどについて考えていきます。その過程で、自分はなぜギャンブルがしたくなるのか、どういうときなら我慢できるのか、自分の考え方・行動パターンを少しずつ修正していきます。治療には2020年から健康保険が適用されるようになりました。
ちなみにオンラインカジノは日本からアクセスして賭けると違法になりますので絶対にやめましょう!
ネット依存症
ネット・スマホ向けのゲームは、無料で手軽に始めることができますが、定期的にアップデートが行われ、新しい武器・要素、キャラがどんどん出てきて飽きられにくい仕組みを構築しています。スマホゲームの歴史を作ったといわれるパズドラ(パズル&ドラゴンズ)は2012年にリリースされ、10年以上たった現在もセールスランキングで50位以内をキープしています。こういったオンラインゲームは他プレイヤーと交流したり、他プレイヤーと自分のステータスを比較が容易なため、プレイに終わりがなく、制限なく続けてしまいます。ゲームをする時間はもちろんですが有利にゲームをすすめるために新キャラや新武器がでるためにガチャに課金するというループが際限なく繰り返されてしまいます。このガチャ制度が厄介で期間限定などでキャラの入手機会を制限する+そのキャラがアップデートされたボスの攻略に有効だったりしてユーザーに欲しいと思わせて課金を促してきます。
子供の課金トラブルも年々増加しており、ペアレンタルコントロール(親としての管理)の設定も重要になってきます。iPhone・Androidどちらでも設定できるので子供にスマホをもたせる場合は必ず設定することをおすすめします。小学生がゲームの課金150万円使ってしまった例もあるようです。
また一度課金するとサンクコスト効果が働いて、ここでゲームを辞めてしまったら今までの課金が無駄になってしまうという心理からゲーム自体もなかなかやめられなくなってしまいます。結局、長く続けるほど時間も課金の機会も増えてしまうのですが、、、
私も過去グ◯ブルというスマホゲームにハマって3年で30〜40万円使ってしまった過去があります。ゲーム自体は友人と楽しくやっていましたし、ゲームと通して新たに友人もできたので良かったのですが、もうちょっと他にお金の使い道もあったなぁ〜と今は思ったりしてます。友人は百万円以上課金しており、ゲームもまだ続けているようです。身をもって感じましたがなかなか辞めるのは難しいです。
対策というより私の経験談ですが、アプリを消して、なにか別の新しいことを始めることです。おすすめは運動です。現代人の多くはスマホを触りすぎています、当たり前ですが運動中にスマホの操作はできないので、暇になってアプリを再インストールし直すということも少ないと思います。また、趣味の範囲で適度に遊ぶ分には問題ないと思っているので、1日のプレイ時間の上限を決めたり、月々の課金額を決めることも有効な対応策かと思います。
まとめ
ハマってしまったら絶対にお金が貯まらない依存症について危険性を中心にご紹介しましたが、程よく楽しむ分には全く問題ないと思っております。ただし自分でコントロールできないと際限なくお金を使ってしまうので節約との相性は最悪です。ギャンブルやネットはお金を戦略的に使わせる仕組みがあるので可能であれば近づかないことがおすすめです。
- アルコール依存症:危険度A 危険だが飲食のため金額に上限はある(夜のお店が伴うと危険度SS)
- ギャンブル依存症:危険度SS 借金を背負うこともある。日本人はかかりやすい傾向のため危険
- ネット依存症 :危険度S 継続的な課金をしてしまう。ハマると際限なく課金してしまう恐れがあり危険
少しでも皆様のお役に立てば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。