こんにちはCOBARUです。今回は投資において続けることの難しさや、解約のタイミングについてお話ししていきます。なぜ積み立てるだけの投資が継続できないのか、どのタイミングで解約するのが良いかなど知っておきたい投資の知識についてご紹介します。
投資信託の平均保有期間と売却理由
東京証券取引所による投資信託の平均保有期間は「3年間」とのこと。つみたてNISA自体が2018年からなのと長期投資を前提としてつみたてをしている人ばかりではないので妥当といえば妥当ですが、15年以上の保有期間がリターンの安定に寄与するとされていますが、現行の平均3年はやや短いように感じます。
短期で解約してしまう理由
少しでも利益や損失がでたらすぐに解約してしまう、商品知識がなく、目先の情報に振り回されている。などが考えられそうです。ここ数年は株式市場が好調だったので利益が出て解約(売却)しているあれば良いですが。。。
このような状況になってしまうのはやはり投資信託に対しての知識が乏しいからと考えられます。なぜその投資信託を購入した理由をしっかりと持っていないと、有名インフルエンサーなどの発言などにいちいち振り回されることになってしまいます。
投資成績の良い人の特徴
短期売買は基本的にゼロサムゲームといわれています。買う人と売る人の金額の合計が同じなので、誰かが勝てば誰かが負けるという仕組みですね。対戦相手は高学歴・高IQでプロの投資家も含まれます。野球で例えると大谷選手に挑戦する草野球チームみたいなイメージでしょうか。素人が長期間・安定してリターンを出しつづけるのが難しいといわれる所以です。
一方長期投資は、経済の成長に合わせてゆっくり株価が上がっていくのでプラスサムゲームといわれています。嘘か本当かわかりませんが投資成績が良かった口座の特徴をあげると、すでになくなった方が第一位、投資をしていることを忘れていた方が第二位だとか、、、ずっと持っていればプラスになる可能性が高いのにちょっともったいない気がしますね。
投資に関する勉強を継続して、握力(株などを我慢して保有を続けることができる能力)をUPしていきましょう!ただ買って放っておくだけなのになぜか難しい。。。投資の不思議ですねw
投資信託を解約するときのポイント
逆にどのようなタイミングであれば解約したほうが良いでしょうか?
前提条件が崩れた時
書籍やYou Tubeの影響もあり、S&P500に投資している人が多いと思います。なぜS&P500に投資しているのでしょうか。理由は色々あると思います。銘柄の新陳代謝が良くて長期的にみて成長し続けている、政治が安定している、法整備がしっかりしている、会社の株主への還元意識が高い、先進国で唯一人口が増加している、グローバル企業が多く他国での利益も米国に反映される、世界最強のドル通貨を発行できる。
いや〜ぱっとあげただけでも米国がいかに強いかわかりますねw
前提条件が崩れるというのは例えば、現在グローバルの取引には大抵の場合ドルを使っています。そのためドルの価格を決めるFRB(日本でいう日銀)の政策金利が世界から注目を集めているわけですが、これが人民元が世界の半分で使われるようになったり、ビットコインなどの政府が介在しない通貨に置き換わった場合、ドルの影響力は減ると考えられます。
また、投資をするうえで重要な指標のひとつである人口の増減は、経済に大きな影響を与えますが、米国で出生率の低下したり、政策で移民を受け入れを減り、人口減少が顕著になれば、日本のように経済が停滞する可能性もあります。これからも米国の人口が増え続けると仮定し投資していた人は状況を注視する必要があるかもしれません。
目標金額に達した時
老後資金の2000万円を貯めるために投資をしていたという場合、資産が2000万円に達したときが解約するタイミングになります。これはわかりやすいですね。現金に替えてしまえば市場の暴落に巻き込まれ、資産が減るリスクはなくなります。その分リターンも完全に放棄することになり、インフレに対しても無防備になってしまうので、どのように解約するかは難しいポイントですね。「日本人は◯ぬときが一番お金持ちになる」なんていわれていますから目標金額に達しても投資を辞めない人も多そうです。(私ももうちょっとと言って辞められそうにないですw)少しずつ投資金額を減らして現金を増やしていく、債権など比較的安全な資産にポートフォリオ組み替えるなどの対策が考えられます。
投資先を変更する時
より収益が見込める投資先が見つかった場合などですね。中国はオワコンだとか、ビットコインが最近キテる、インド株が人気みたいだから乗り換えようみたいなイメージです。うまく波に乗ることができれば収益に繋がりますが、ミーム株に手を出して高値つかみになったり、投資先を替え過ぎると手数料や税金でパフォーマンスが低下する場合もあるので、注意が必要です。
年齢や仕事、家庭環境などでリスク許容度が変わった場合に、投資先の一部を解約してポートフォリオを変更するも場合も考えられます。
まとめ
- 投資信託の平均保有年数は3年間。
- 商品知識に乏しいため少しの利益や損失で売却してしまう。
- 長期投資はプラスサムゲームで利益を出しやすい。
- 売却するタイミングは、前提条件が崩れた時、目標金額に達した時、投資先を変更する時。
少しでも皆様のお役に立てば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。