仕事を円滑に進めるために知っておきたい心理学【3選】

こんにちはCOBARUです。仕事において、上司や同僚との円滑なコミュニケーション、効率的な作業はどのような仕事でも重要なファクターです。今回の記事では、仕事を円滑に進めるために役立つ情報を心理学の観点から解説していきます。

1. 情報を頭出しをしておく〈デフォルト・モード・ネットワーク〉

上司に意見を求めることは日常的に行うことですが、その際に事前の情報共有が非常に重要です。例えば、「〇〇について明日、少し相談させてもらいたいんですが?」や、「〇〇について判断を迷っており、後でお時間いただけませんか?」など、相談や判断を仰ぐ前に事前に情報を伝えておくことで、上司が〇〇について少し調べておこうとか、こんなことを聞かれるのかな?そういえば前任も〇〇について似たようなで困っていたかも?などすぐに相談するよりも、判断材料が増えて、的確に回答を貰いやすくなります。意識したことに対して脳が無意識下で情報を処理することをデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)といいます。皆さんの中にも仕事中は全然良いアイディアが浮かばなかったのにお風呂に入っている時や就寝前に突如アイディアがふってきたなんてことはありませんか?これらはまさにDMNのおかげと言えます。アップルのスティーブ・ジョブスは散歩中に閃いたアイディアを商品化したり、ニュートンは大学休学中に実家の近くにあるりんごを見て万有引力を発見したと言われているなど多くの偉人もDMNを活用したと思われるエピソードがあります。

2.複数の案を提示する〈ダブルバインド〉

複数の案を提示することの一番のメリットは、選択の幅を広げることができることです。一つの提案だけでは、その提案が実行されるか否かが問題となります。しかし、複数の案を提示すると、上司やチームメンバーはそれぞれのメリットとデメリットを比較しやすくなります。もし一つの提案だけを提示する場合、上司はその提案を受け入れるか、却下するかの2つの選択肢しか持ちません。しかし、複数の案を提示すると、上司は「どちらが良いか」という選択を無意識的にするので却下という選択肢を外すことができます。これは心理学のダブルバインドというテクニックを使用したもので、遊びに誘う際、水族館に行く?それとも映画に行く?と二択で質問すると相手は「断る」という選択肢を無意識に除外するので、誘いを断られにくくする効果があります。結構有名な恋愛心理学なのでどこかで聞いたことがある方もいるかも知れませんがそれを仕事に当てはめていきましょう。

3. 締切を自分で決める〈パーキンソンの法則〉

パーキンソンの法則は、イギリスの歴史家サイラス・ノースコート・パーキンソンによって提唱された原則です。この法則によれば、仕事の量は与えられた時間に合わせて膨張するというもの。つまり、与えられた時間が長くなっても、デザインや細かい点にこだわったり、期限ギリギリまで仕事を後回しにしてしまったり、与えられた時間と成果に乖離が生じてしまいます。夏休みの宿題が良い例ですね。時間はたくさんあるのにやるのは夏休み最後の数日なんて経験は皆様もあるのではないでしょうか?
そのため早めの締切りを自分で設定して守ることが重要です。例えば、本当の締切りが1週間後であるとすると、自分で締切りを2日後に設定します。このように、時間を圧縮することで、仕事に対する焦りが生まれ、無駄な時間を減らすことができます。また、8割程度の進捗があれば完成という意識をもちましょう。パレートの法則について少し言及すると「8割の完成度までに2割の労力を費やし、残りの2割に8割の労力を使う」ということなので、2割のための労力を他の業務に充てたほうが時間効率がよく結果的に成果を出しやすくなります。

まとめ

仕事を円滑に進めるために知っておきたい心理学について解説しました。
・DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)で的確なアドバイスをもらおう。
・ダブルバインドの活用してスムーズに仕事を進めよう
・パーキンソンの法則、パレートの法則を知って生産性UP

何事もバランスが大切ですので、適切なタイミングと状況に応じて活用しましょう。
以上、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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